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肉球あおタロウとの出会い

 駐車場でみつけた小さな小さな子猫が、きちんと正座して、「ゴハンをください!」と、そう私に言ったのは(確かに、そう聞こえました)、2002年の春先のことだった。

その頃、駐車場をなわばりにしていた猫が車に轢かれて死んだ・という話を耳にした。
時折見かけていたそのメス猫の様子からは、「ごく最近どこかで子猫を生んだであろう」ということも知っていた。「子猫はどうなったかしら」と思っていたら、2匹の子猫が駐車場に姿を現したのである。
お腹を空かせた子猫たちは、母猫の匂いを頼りにここまでやって来たのだろうか。 しかし、母猫がお産をしたらしい林からは、多少距離もあり道のりも平坦ではない。あんなに小さな子猫がよくたどり着いたものだ、と感心した。

 すぐにエサを与えた。けれども、それ以後はGaoさんが子猫たちのエサ当番である。
私はというと、駐車場を通るときは意識して子猫を探さないよう、見ないように努めた。

 エサ当番のGaoさんは、いつも楽しそうに子猫たちの様子を私に話して聞かせた。
高い高い
私にエサをねだった茶トラが兄のようで、必ず弟に先に食べさせる。そして、弟が食べる間は自分の方に注意を引きつけて、弟をかばっているようだ。
(‥まぁ、感心なお兄ちゃんだわ‥)
駐車場に見当たらないときは、外に出て口笛を吹くと、どこからか2匹が駆け寄ってくる。
(‥あらま、犬みたい‥)
客を送ってタクシーの多い通りまで出て行ったら、2匹でついて来た。猫と一緒に見送られた客はとても驚いていた。
(‥へぇ、そんなになついているんだ‥)
抱え上げて「高い高い」をすると喜ぶ。
(‥エッ?、タカイ、タカイ!?‥)

‥あぁ、こりゃあかん。Gaoさんたらミイラ取りがミイラになってる‥、ここに至ってようやく「あの猫たちもうちのコになる」と、そう観念した。

けれども、あの小さな子猫はすでに立派な大人猫に成長していた。

  <・・・この話は続きます・・・>

2008年6月

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